旧三省銀行

旧三省銀行は明治2612月に買い取られ木塚医院とし て開業しました。この時、医院向けに住居としての機能を補う小規模な改造を施したと見られています。その後、 11年、52年にも大規模な改造が行われたとされています。

上質の材料を用いた卓抜たる建築構成、内部のおおらかな空間構成、二階座敷を始めとする内部意匠、人目を引く大胆な外観意匠など、他に例を見ない建築的特色を構え、いかにも明治前期という時代の息吹が垣間見える銀行建築といえます。

旧三省銀行は明治15年(18822月に銀行類似業務を行う三省社として設立され、明治18年に正式の銀行となりましたが、経営悪化のため明治26年には倒産しました。現存する建造物は、この三省社の店舗として明治15年に建築されたものです。